天然温泉表示制度の概要 |
●天然温泉表示制度の趣旨
温泉法の規定により利用許可を受けて、公共の浴用に供している温泉利用施設(旅館、ホテル、公衆浴場など)の温泉が、「天然温泉」であることを一定の様式で表示することによって、国民の間に貴重な天与の資源である天然温泉に対する正しい認識を喚起するとともに、その適正な利用を促進し、もって国民の健康と福祉の増進に貢献し、あわせて温泉地の健全な発展に寄与しようとするものです。なお天然温泉表示制度は、主務官庁の環境庁及び運輸省(当時)の指導のもと、1976年7月6日に日本温泉協会の会員総会で創設が決定された制度です。
●天然温泉表示
マークについて
上記の天然温泉表示マークは、1976年に日本温泉協会が制定したマークで、温泉法の規定により、都道府県知事の利用許可を受けた温泉利用施設の温泉が「天然温泉」であることを表します。
看板の貸与を受けた施設は、宣伝印刷物や電子媒体等でこのマークを使用することができます。但し商標登録をしているため、事前に日本温泉協会の承認が必要です。また色を使用する場合、指定色は「DIC NO.158」です。
ご使用になる場合はこちらをクリック 天然温泉表示マーク使用承認申請書
●天然温泉表示看板について
日本温泉協会では、1976年に「天然温泉表示制度」を制定し、天然温泉表示マーク(図1)と天然温泉表示看板(写真1)を四半世紀にわたり発行してきました。この間、温泉利用施設における温泉の利用形態が多様化してきたことから、2000年8月より看板の表示内容について全面的に見直しを図り、その後、2003年4月から2年間のテスト期間を設定し、モデル施設を募集してテスト看板(写真2)を発行いたしました。温泉利用施設における温泉への加水、加温、給湯方式など、わが国では初めてとなる温泉の情報公開を試みました。テスト期間中に得られた様々なご意見やご指摘をもとに表示内容等について検討を重ね、さらに温泉法施行規則の改正にともなう法的表示義務に対応し、より多くの温泉情報を含む、新しい「天然温泉表示看板」(写真3)を2005年5月から発行しています。 新しい天然温泉表示看板は、2003年(平成15年)4月からスタートしました。

写真1:旧来の天然温泉表示看板
写真2:テスト看板 写真3:現在の天然温泉表示看板
天然温泉表示看板の特徴 |
●天然温泉表示看板の特徴
天然温泉表示看板では、「利用源泉に関する情報」、「浴槽の温泉利用に関する情報」を計17項目にわけて明示します。あわせて自然度・適正度の目安を5段階(サイコロの目を図案化したもの)で表示し、一般消費者の温泉利用に役立ててもらえるように配慮しています。
温泉に関する17の表示項目
■利用源泉に関する情報
@源泉名、A湧出形態、B泉温・湧出量、C源泉所在地、D泉質名、E掲示用泉質名、F引湯方法・距離
■浴槽の温泉利用に関する情報
G循環装置の有無、H給排湯方式、I加水の有無、J加温の有無、K新湯注入量、L注入温度、M浴槽温度、N湯の入替頻度、O入浴剤使用の有無、P消毒の有無
●自然度・適正度の目安を5段階で表示
表示項目のうち源泉、泉質、引湯、給排湯方式、加水、新湯注入率について、自然度・適正度の目安をサイコロの目を図案化した
の5段階で表示します。審査のポイントは次のとおりです。
源泉:利用源泉が当該温泉地に所在するか否か、湧出形態、湧出量などによって審査します。
泉質:利用源泉の泉質が療養泉の規定に適合するか否かによって審査します。
引湯:利用源泉から利用施設までの引湯方法と引湯距離によって審査します。 給排湯方式:浴槽において、源泉がかけ流し(放流式)か、循環式かなどによって審査します。
加水:加水の有無ならびに、加水している場合はその理由と程度によって審査します。
新湯注入率:浴槽内に新湯が1時間あたりどの程度注入されているのかによって審査します。
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日本天然温泉審査機構による審査上記表示内容については、公正な審査機構である日本天然温泉審査機構が審査します。
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看板貸与申請者の資格について温泉法第15条の規定により「温泉の利用の許可」を得ている者、かつ同法第18条第4項に定める「温泉の成分等の掲示」についてその内容の届け出を行っている者に限ります。ただし、利用許可の取消し、または掲示内容の変更が生じた場合は、すみやかにご連絡下さい。
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看板の申請方法について天然温泉表示看板の発行は、1つの浴槽に対して1枚が原則です。例えば「男性用と女性用」、「大浴場と露天風呂」のように複数の浴槽に看板の掲示を希望する場合、浴槽ごとに申請が必要です。
申請には下記の@〜Hの資料をご提出戴きます。まず次頁の応募用紙で貸与申請書、調査書、採水容器をFAXでご請求下さい。@貸与申請書とA調査書に必要事項を記入し、下記のB〜Hの添付資料と温泉水のサンプルを併せて日本温泉協会までお送り下さい。提出された資料をもとに日本天然温泉審査機構に審査を依頼します。審査は提出された調査書と添付資料、温泉水のサンプルにより実施し、適宜現地調査を行います。審査終了から看板貸与までは約1ヵ月を要します。
−申請に必要なもの−
@天然温泉表示看板 貸与申請書
A天然温泉表示看板 調査書
B温泉分析書(写)※原則として分析後10年以内のもの。
C温泉利用許可書(写)※都道府県知事または保健所設置市・特別区の長が発行したもの。
D温泉成分等掲示届出書(写)
E源泉から温泉利用施設(浴槽)までの図面 ※引湯経路と距離を記入したもの。
F浴室と浴槽の見取り図 ※申請浴槽の形状と寸法、深さを記入したもの。
G浴室と浴槽の全容が判る写真
H温泉水のサンプル ※源泉と浴槽から採取した温泉水を各250ml。

●看板
の掲示有効期間について天然温泉表示看板の掲示有効期間は5年間で、看板の右下位に発行年月日と掲示有効期限を記しています。有効期限を迎えた場合、「会員」は再審査のうえ有効期限を更新することができますが、「一般(非会員)」は新規の申請が必要となります。
●看板の掲示場所について
天然温泉表示看板は、申請のあった浴槽ごとに審査のうえ貸与します。当該施設の脱衣所など見やすい場所に掲示して下さい。
●看板貸与状況
2009年2月末までの看板貸与状況は296軒の温泉施設の浴槽を審査し、555枚の看板を発行いたしました。