熱海の概要
熱海は冨士箱根伊豆国立公園周遊の玄関口。海に山に縦横に延びる発達した交通機関を利用しての、バラエティに富んだ行楽は新婚旅行はもとよりご家族団体様などと、幅の広い旅行者層に好評を得ています。
市内には大湯間歇泉など熱海七湯があり、湯量豊富で年間350万人以上の宿泊客が訪れます。熱海温泉・伊豆山温泉・下多賀温泉・網代温泉、伊豆湯河原温泉が点在し、大温泉郷となっています。
キラキラと陽光輝く海岸にそって行けば、豪快な岸壁の続く錦ヶ浦へ、さらに南へ足を伸ばすと漁港としても知られる海の温泉郷網代。また、頼朝・政子で知られる伊豆山温泉は歴史のふるさと、相模灘を一望する山の斜面に開ける湯の里です。
また、源平合戦さかのぼる土肥城跡・万葉公園・不動の滝など、美しい四季を千歳川の清流に映すのは、伊豆湯河原温泉。それぞれに特徴を持つ湯の町・歴史の町です。
それぞれの温泉地を簡単に紹介しましょう。

熱海の全景
熱海温泉(アタミオンセン)
暖流が流れる相模湾を望み、扇状に連なる伊豆の山々を背にした、風光明媚な常夏のリゾート。尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の舞台になった熱海温泉は、日本でも指折りの大温泉地。1300年ほど前、海中に温泉が湧き出して海が熱くなっているのを見た万巻上人が、源泉を山麓(大湯)に移したと伝えられ、いつしか熱い海(熱海)と呼ばれるようになったと言われています。
徳川時代には「御汲湯」といって年に数回将軍家に温泉を献上した歴史を持ち、当時は道が険しく江戸から熱海までは、徒歩で3日かかったそうです。
明治期から交通網の整備が進められ、大正14年に国鉄が熱海まで延ばされると東京・熱海間は3時間で結ばれるようになり、来湯客数は飛躍的に伸びました。現在は、新幹線で50分で行くことができます。
四季折々の美しさを見せる「熱海梅園」、ホテルから水着で直行できる「熱海サンビーチ」、国宝などの文化財が多数展示されている「MOA美術館」、夏と冬に開催される「海上花火大会」、国際的行事の「オールコック・メモリアルフェスティバル」など、多くの人々が楽しめる施設やイベントが充実している温泉地です。
また、名所旧跡を効率よく見学できる「湯〜遊〜バス」を運行しています。

熱海の「大湯間歇泉」
伊豆山温泉(イズサンオンセン)
今から約1300年前に発見された横穴式の源泉「走り湯」のお湯の恵みを受けて発展してきた伊豆山温泉。源頼朝と北条政子のゆかりの伊豆山神社は、走湯大権現と呼ばれ、修験者の聖地でした。縁結びの神として有名で、カップル達が仲良く訪れます。
ぬけるように深い空、碧い海、日々新たな美しさを見せる冨士。山や里の樹々もやさしくあでやかに、季節のよそおいを見せています。こんこんと湧き出る温泉は言うまでもありません。端正なたたずまいの旅館・ホテルでは、まごころのサービスとおいしい料理がお迎えします。

伊豆山神社
伊豆多賀温泉(イズタガオンセン)
南熱海の温泉郷、伊豆多賀温泉は「うまい魚」と「温かいもてなし」がモットーです。国道135号線沿いの長浜海水浴場、中野海水浴場は遠浅の入り江で波静かな海水浴場でご家族やカップルで賑わいます。桜や新緑の春、花火大会、海水浴の夏、紅葉に山がもえる秋、みかん狩りの冬、四季を通じて楽しめます。また、歴史の舞台となった伊豆多賀温泉には史跡があちらこちらにあり、散策してみてはいかがですか。南熱海/伊豆多賀への気軽な旅──。お揃いでのお越しをお待ちいたしております。
網代温泉(アジロオンセン)
熱海市の南端、風光明媚な網代湾に面して海岸沿いに旅館が散在しています。「京、大阪に江戸、網代」と呼ばれ港町として隆盛を極めた網代温泉。今なお網代漁港には毎日、新鮮な魚が水揚げされ活気に満ちています。新鮮な魚はすぐに宿に直行。露天風呂に入った後は、海の幸に舌鼓を打ってはいかがでしょう。南熱海の秘湯、網代温泉は味わいいっぱいです。
国道135号線沿いには干物を売る商店が軒を連ねています。新鮮な魚を手早く開き、海風と伊豆の太陽で仕上げるので味も超一級。

網代の漁港
伊豆湯河原温泉(イズユガワラオンセン)
伊豆湯河原温泉は、熱海の東端に位置し、神奈川県と接しています。箱根の外輪山から流れ出る千歳川が刻む渓谷沿いの温泉地です。祭礼・行事も多く、中でも春の大観山椿ラインは、関東屈指の桜の名所として春祭りを催し、その桜の下にもうけられた花見台の景観は、旅人の心を癒してくれます。 秋になると、紅葉か山肌を彩り、伊豆湯河原の山の斜面にみかんが金色に輝き、みかん狩りが楽しめます。万葉公園から日金山十国峠ハイキングコースを進むと栄養豊かで香り高く味の良い天然の椎茸等も見つけることが出来ます。
万葉の昔から愛された温泉に「ゆったり」つかってみてはいかがですか。四季折々の山の幸と海の幸を「おいしく」いただけます。